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オト/ハコ

家族のココロを繋ぐ音の研究
藤原佳菜
学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
プロダクトデザインコース
指導教員
金澤 孝和
卒業年度
2022年度

父が帰ってきたときの音、母が料理をするときの音など日常の些細な音を幸せに感じたことはありませんか?
そんな日常生活の「オト」を象徴的に思い出として残せるプロダクト「オト/ハコ」です。

家族間で必要なサインをこの「ハコ」を叩いて伝えます。
木の種類やスリットの面積さ、位置によって音が変わる仕組みになっています。

この「ハコ」をサインの必要な部屋に設置し、音を鳴らします。
(ex ただいま・おかえりの音、起きての音、トイレ入ってる?の音、ご飯できたよの音)
玄関に設置するものだけ縦に長い形になっており、小さな子供が成長と共に上の方のスリットに手が届くように高さを設定しています。

この「オト」のサインを取り入れることで、家族の成長を一緒に感じることができたり、
感情によった音の変化によって家族のココロの変化に気づくきっかけになったり、
それぞれの鳴らし方の癖によって家族と音を象徴的に感じることができたりと、家族のココロを繋ぐ架け橋となります。

その音を親元を離れた後でもふと思い出せるようなほっこりする思い出になっていたらいいなと考えています。

作品を見かけた際はぜひ叩いてみてください。