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Kazuha

自分の中にふりつもる言葉や想いを形に残す研究
名和川 惇水
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
徳久 達彦
卒業年度
2023年度

kazuhaは、自分の中にふりつもる言葉や想いの備忘録です。

忙しなくすぎる日々の中でふとした瞬間に感じたトキメキや心揺らいだ誰かの言葉は記憶には残るものの、その輪郭は時間が経つとともにぼやけていく。それらを目に見える形で残し振り返って見返すものがあったらいいなと思いkazuhaを作りました。

日々変化していく自分の感情を、移ろう季節とともに色を変えていく木の葉に記録するkazuha。

kazuhaには四つの種類の葉っぱがあり、それぞれが春夏秋冬の木の色となっています。春夏秋冬の葉の色によって記録する内容が異なり、一年かけてkazuhaに記録することで自分がなにに影響を受け、なにを感じて、どんなことを考えた年なのか知るきっかけになります。

kazuhaと言の葉の木

例えば神社の絵馬や七夕の短冊のように、自分と全く関係のない人の願いでも立ち止まって、よんで、穏やかな気持ちになったり励まされたりする。

kazuhaも展示に訪れる人にとって、そういった存在でありたいと思い制作したのが言の葉の木です。

誰かの過ごした日々に別の誰かが自分の毎日をかさね、また明日、新しい言葉を紡ぐ 「かさなり、つむぐ、言葉の世界」 をテーマに、 kazuha の記録のいくつかを言の葉の木として、その人の言葉の世界を目で見える形として表現しました。

ゆるやかに忘却していく大切な想いをずっと留めておくために。 Kazuhaが人々の記憶の止まり木となってくれることを願っています。

 

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