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僕の超未来2200

「調べる」を軸に制作する未来の風景
八巻港
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
御法川 哲郎
卒業年度
2024年度

「調べる」を軸に制作することでどのような未来の姿を描くことができるのか。また、その「調べる」ことは制作の過程や制作をする自分自身に対してどのような変化をもたらすのか。その考えをもとに今から175年後の未来を描いた作品です。

 

2200年の未来の風景を描いた作品。

車の中の快適さを求め続けた結果、西暦2050年の未来にはなんと部屋ごと移動できる車が登場。
8本の足で段差もスムーズに乗り越え、ゆったりまったり快適に目的地へ運んでいく。

西暦2100年、技術は進化し、世の中は大きく変化する。部屋ごと移動できる車もできた。けれど100年前のデザインの人気は衰えず、見た目そのままにジェットを搭載し空を飛ぶ。

約125年後、真空のチューブの中を高速で移動する「ハイパーループ」をもとに新たな移動法が誕生。
水槽に見立てたチューブの中を新技術で作られた魚の乗り物が、時速500キロを超える速さで泳いでいく。

西暦2200年、人類の憧れであった生身で空を飛ぶ夢がついに実現。さまざまな昆虫をモチーフにした羽を身につけ、それぞれの個性を出しながらも自由に空中を移動できるようになったのだ。

西暦2050年、進化を続けた現実拡張技術分野がファッションと融合。日常的になったARグラスを通して見ることの
できるイメージを使い、人々はおしゃれを自由に
拡張していく。

約75年後の未来では、全身にウェアラブルな機械をまとった人々が登場。使える腕が増え、脳の機能はAIと連結して拡張され、より高度な処理や取得できる情報が増えた。様々な分野で年をとっても現役で仕事ができるようになった。

西暦2150年には、ものの形を変える技術が発達し、さまざまなものが、硬さに関係せず形を変化させた。なかでも鉱石を布状にし、服に利用する「鉱石ファッション」が流行。

西暦2200年、液体を身に纏い服の一部とするファッションが登場。磁石が含まれた液体を磁力で操作し、さまざまなシルエットに服を変化させることが可能になった。それはこれまでの服の歴史のなかで新たなシルエットの形を生み出すこととなった。

西暦2050年には、外壁がなめらかで形が有機的な建物が
登場。外の壁、中の壁ともにモニターでおおわれている。
壁と屋根の堺がなくなり、近未来的でありながらどこか自然を感じさせる見た目となる。

機械技術が進歩した西暦2100年、ドローンを利用して、ブロックのように建物を組み立てることが可能になる。
解体や増築が簡単に行えるようになり、個人に合わせて形を変える建物が登場した。

西暦2150、近未来化により、日常の周りはデジタルやメカであふれ、自然に触れることが少なくなった。そんななか、ものを柔らかくする技術を用い、自然の形を大胆に取り入れた柔らかな建築が登場し、街に大きな花を咲かせていった。

西暦2200、人々は羽を手に入れ、空中を自由に行動することができるようになった。
それとともに、空も住居を構える空間の一部として考えられるようになり、空に浮かぶ家が作られるようになった。

2200年の未来の風景を描いた作品。