祖母の考現学
―スケッチと行動・認識調査を通して可視化する日常生活の魅力とその構造―

学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
北 雄介
卒業年度
2024年度
当たり前の事象を掬い上げて祖母の魅力を探る研究
祖母の魅力には老人力が宿っており、日本の美的観念「寂び」に無意識に近づく姿勢であった。
九鬼周造「『いき』の構造」における立体を用いて祖母の魅力の可視化を試みた。(下図)
祖母は九鬼が有価値とする緑面とは離れているものの、経年劣化を美とする「寂び」(青立体)と近い形を示した。
祖母の魅力は「野暮で地味なものであり、自己完結した渋みをもつ。しかしながらそこにはモノの劣化から発現する日本の文化がある。」
- 居間のスケッチ
- 小屋前のスケッチ
- サンルーム、母屋外のスケッチ
- 玄関中、動作のスケッチ
- 植木鉢スケッチ①
- 植木鉢スケッチ②