1000年後の海
海洋ゴミ問題の危機を伝える海洋生物のイラストレーションの研究

学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
吉川 賢一郎
卒業年度
2024年度
『1000年後、海は計り知れぬほどの膨大な量の海洋ゴミで埋め尽くされ、無法地帯となり多くの種類が絶滅の一途を辿ることとなる。そんな中わずかな海洋生物はこの環境に耐え抜くべく日々進化を続けている。しかし、この進化は人間の愚行の積み重ねによって強制された本来不必要なものと言えるだろう。』
ゴミで溢れかえった1000年後の海に住む海洋生物18種類を自分の手でデザインし、その生態をまとめた図鑑と生息環境ごと切り取った海洋標本をレジンを使って制作し、水族館のような空間で展示しました。人間の行動によって本来不必要な生態系の変化を余儀なくされた架空の海洋生物の姿を描き、1000 年後の海として表現することで、見る人に少しでも海の未来に対する危機感を持ってもらいたいと思いこの作品を制作しました。
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