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おいしい球団の下剋上

スポンサー企業との相乗効果をもたらすプロ野球チームのリブランディングの研究
國分 涼馬
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
吉川 賢一郎
卒業年度
2024年度

スポンサー企業との相乗効果をもたらす
プロ野球チームのリブランディングの研究

オイシックス新潟アルビレックスBCは2024年からNPBのイースタン・リーグに参入した一軍を持たない二軍のみのプロ野球チームです。
今回、私はこのチームを地元に広く周知し愛されるチームにし、球団が掲げている「日本一おいしい球団」を実現するためのリブランディングを行いました。

オイシックス新潟アルビレックスBCにおいて、スポンサー企業であるOisixの存在は収入源であるだけでなく、チームの運営や選手の食事の管理まで幅広いサポートを受けており、切っても切り離せない存在です。ここから二人三脚でチームを運営していく中で、スポンサー企業にとってもチームの存在が企業イメージの向上に繋がり、互いの魅力が相乗効果をもたらすリブランディングを行いたいと考えました。

先行事例研究や実際に足を運んだ調査、関係者の方のインタビーから地元に愛されるチームのブランディングにはその土地らしさや県民性を取り入れることが重要だと考えました。
今回、メインスポンサー企業のOisixが食品を扱う企業であることと、新潟らしさといえばお米の生産量が日本一でそのお米を使用した日本酒などの豊かな食文化があることがリブランディングのコンセプトとして最適であると感じ、コンセプトを「新潟の食文化×野球」に設定しました。

本研究のタイトルであり、新しいチームスローガンでもある「おいしい球団の下剋上」はオイシックス新潟アルビレックスBCが格上のチームと対戦し、1勝の価値が他チームよりも重いことがファンが熱烈に応援したくなるポイントだと感じたため、チームのストーリーを簡潔に伝えるために考えたものです。

この研究を通してスポーツがもたらす地域活性化の可能性やリブランディングの奥深ささについて改めて感じると共に自分の視野を広げることができました。