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あしあと

筋の再編成による教育ネットワークの創出
横山 美羽
学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
与那嶺 仁志
卒業年度
2024年度

足跡は目に見えなくとも人々が歩いた痕跡を残す

足跡が重なって行くことでやがて筋となる

目に見えない「あしあと」を筋として編成し
教育ネットワークを作り出すことで地域の問題解決につなげる提案

 

 

岡山県早島町は、県内最少面積の町だが、多くの歴史を残してきた
中でも、町筋は長い歴史を経て多くの足跡によって編成されてきた
しかし、その町筋によって地域が分断されているのではと考え、今回の提案に至った

 

筋の再編成からネットワークの確立までは、三段階に分けた計画とした
曖昧な筋というものの形成に対して、直接的と間接的の両方からアプローチする
最終的にお互いが作用し、今ある筋とも繋がることで、ネットワークを作り出す

現状

phase 1

phase 2

phase 3

 

間接的アプローチ=目に見えない筋の編成

建築を中心に300m内の四箇所に広場や公園を計画した
ここが新たな遊び場となり、訪れる子供達の足跡によって目には見えない筋を編成する

 

直接的アプローチ=目に見える筋の編成

住宅街のエリアに建築を計画した
人を歩かせる要素として取り込んだ土間や、延長した水路によって目に見える筋を編成する

子ども食堂 畑 パース

ショップ 土間 パース

建築 図面/パース

 

 

建築や水路によって、町筋と駅の間に核となる新たな筋を形成し、まち全体の筋を再編成した

建築や公園などから広がる「あしあと」によって子供の遊び・教育の場どうしのつながりが生まれ、
教育ネットワークとして広がっていく

教育ネットワークが確立されることで、地域分断問題や留守家庭児童問題の解決に繋がるだろう