「ライフストーリーの語り」から自己受容の効果的なプロセスの検証
自主企画ワークショップと高校生ワークショップの2つの実践から

学科・領域
修士課程 イノベーションデザイン領域
指導教員
板垣 順平
卒業年度
2024年度
研究の概要
本研究は、若者、特に大学生から新社会人3年目程度までをターゲットとして筆者が企画実施した自己受容を目指した自主企画ワークショップと長岡市内にある新潟県立長岡向陵高等学校の高校生に向けて実施したワークショップのふたつのワークショップを対象として、過去を振り返り他者に語るプロセスが自己受容の醸成に寄与することを明らかにしたものである。本研究で扱うこの自己受容は「自己の多様な側面を客観的に捉えつつも、無理に肯定をすることなく、ありのままの自己を受け入れる」ことや『今の自分をこのように捉えている』という感情や認識」と位置付けている。それを踏まえて、「ライフストーリーの語り」が自己受容に与える効果に注目し、この方法が個人の精神的安定や幸福感向上に寄与する可能性を提示する。
自主企画ワークショップの様子
ワークショップの過去参加者が作成した冊子
高校生ワークショップの様子
本研究の展示
本研究の展示内容は、自主企画ワークショップで参加者自身がライフストーリーを扱い作成したを冊子や、高校生ワークショップで作成したワークシートなどを展示ている。またそれぞれのワークショップの参加者へのインタビュー時に得られた内容を表した「Re:framing – ことばのうらとおもて」 では、過去の出来事に対する意味づけの変化を視覚化し、8枚の透明なアクリル板には、リフレーミングのプロセスを 「ことばのうらとおもて」 として表現した。
リフレーミングのプロセスを 「ことばのうらとおもて」