1ぴきだけの狼
イラストレーションを用いた発達障がいへの理解をうながすための研究

学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
吉川 賢一郎
卒業年度
2024年度
皆さんこんにちは。突然ですが発達障がいという言葉をご存知でしょうか?
こだわりが強い、遅刻や忘れ物をよくする。じっとしてられない、読み書き計算がにがてな傾向があり、周りと足並みを揃えられない状態をさします。
僕自身、小学1年生の頃よく立ち歩いたり問題をおこす子で、小学2年の時には発達障がいと診断を受けました。
今の僕が発達障がいであることを明かすと、必ず「悠来君は環境に恵まれてきたんだね。」という言葉をいただきます。
この言葉は僕にとって、周囲への感謝を再確認できる言葉にもなりますが、それと同時に何か、物足りなく、もどかしい気持ちになるのでした。
「恵まれた」というその一言に、「僕が今までどれだけ人様を悩ませ、巻き込み、苦労をかけてきたか、」表も裏も全てを知っている自分だからこそ、伝えたい内容が沢山あります。
伝えたいことがあり、デザインを身につけた僕にできること。それは昔の自分と同じ悩みを持つ子たちに寄り添い、他者に理解を広めることだと考え絵本制作に励みました。
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