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Wa Pattern Graphics

小林権兵衛菓子店のパッケージの提案とパターングラフィックの研究
土佐 愛美
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
池田 享史
卒業年度
2025年度

 

【はじめに】

新潟県長岡市新町にある「小林権兵衛菓子店」は、あん玉やわらび餅をはじめ、季節限定の和菓子も取り揃え、体にやさしくおいしい和菓子を届けている老舗店です。

和菓子そのもののおいしさだけでなく、昔ながらの和の雰囲気や、お店の方々のやさしく親切な人柄にも惹かれ、このお店に出会えて本当に良かったと思うのと同時に、その魅力やおいしい和菓子を、デザインの力でより多くの人に伝えていきたいと感じました。こうした思いから、私は、「小林権兵菓子店」の新しいパッケージ提案として、和菓子柄が目を惹くパターングラフィックの研究に取り組んでいきました。

【デザインの課題・提案】

お店の『顔』が見えるデザインへ

店内に並べられたパッケージからは、一つひとつの和菓子の魅力が伝わりづらいと感じ、ブランドとしての顔となるデザインを促進することが課題であると感じました。

そこで、商品の個包装に帯を巻くことで、帯が「ブランドとしての顔」になるのではと考え、和菓子のモチーフや魅力をパターングラフィックで表現した帯を巻くことを提案しました。

【パターングラフィックの帯を制作】

和菓子をモチーフとした「和モダン」な帯

和菓子の見た目をモチーフにしたグラフィックを繰り返す「パターングラフィック」という表現でデザインした帯を制作。昔ながらの和の雰囲気を残した「和モダン」な帯に仕上げました。

【帯デザインの展開】

【欧文のタグ制作】

商品名をタグにした新しい和菓子のパッケージ

和菓子に込められたおいしさや温もりを、欧文書の商品名とパターングラフィックで表現したタグを制作。赤い紐で結んだタグをつけて統一することで、新しい「和モダン」なパッケージに仕上げました。

【帯デザインの検証】

2種類の帯をお店に展示

制作した帯デザインをA案とB案に分け、来店したお客さまの目線からはどのように見えるのか、また、どのような印象を持つのかを検証するため、アンケートを通した検証を行いました。

お店での検証

【パターングラフィックの展開】

和菓子の魅力を届けるエコバッグ

帯として制作したデザインに加え、有名な和菓子を選び、パターングラフィックを活かしたエコバッグを制作。日常で使用されるエコバッグを通して、和菓子の魅力が伝わるデザインを目指しました。

和菓子柄の動きに着目した風呂敷

10種類の商品を対象に、和菓子の見た目や特徴を基にしたパターングラフィック柄の風呂敷を制作。模様の向きや動きによる見え方の変化に着目し、構図を分割したデザインに仕上げました。

わらび餅柄の手ぬぐい

わらび餅を抽象的に表現したビジュアルと、わらびをモチーフにしたグラフィックを組み合わせたパターングラフィックの手ぬぐいを制作。わっぱ弁当に入れたわらび餅を包むパッケージデザインを考えました。

【展示について】

見ていて楽しくなるパターングラフィックの世界

和菓子のパターングラフィックを活かし、カラフルでワクワクする展示を目指しました。エコバッグや風呂敷など、作品の見せ方にもこだわりました。

【研究資料】

研究資料