aisee

「愛情」はどうやって実感するのか
大切な誰かにしてきたこと
自分がしてもらったこと
そこに込められた想いを認識するための体験

【研究テーマ】人が愛情を認識するためには
愛情はカタチを持たず、はっきりと見えるものではない存在。
多くの人はそんな愛情を日々、見過ぎして生活してしまうことが多いのです。
「お弁当を作ってくれた」「プレゼントを贈ってもらった」「励ましてくれた」
こんな日常にある些細な出来事の中にもきっと愛情があったはずなのに、
いつの間にか受け取ることが当たり前になってしまう。
そして、自分が相手に贈っている愛情にも気づきにくくなっていきます。
こんなにも素敵な想いが行き来する日々の中で、そこに込めれた愛情に気づかないままなのは勿体無いと思いこの研究が始まりました。
「aisee」では大切な人と向き合い、互いに贈りあっていた愛情に気づき伝えあうための体験設計をしていくことが目的です。
【着想】愛を実感したきっかけ
“自分の名前の由来を知った時”
これが愛を明確に認識した瞬間でした。
名前は親からの最初の贈り物とよく言われていますが、そこに込められていた想いを親の口から直接聞いた時「私はこんなにも愛されていたんだ」という実感が湧くと同時に、「愛」という存在をこの時初めて認識するようになりました。
【疑問と調査】人ってどんな時に愛情を認識するのか
私の場合は名前の由来がきっかけになりましたが、
では他の人は一体何がトリガーとなって愛を実感するようになるのか。
そこで「これまでに一番愛情を感じた瞬間について」アンケート調査を行いました。

アンケートの結果
・若世代の方がものをもらって愛情を感じる人が多い
・年齢を重ねていくにつれて言葉や行動などから愛情を感じる
このような2つの傾向が見えてきました。
調査を経て、愛はどんな形であれ
「自分のことを思ってくれていた」と気づいた時に、
人は愛を愛として認識するのではないかと考えました。
【仮説から制作へ】愛情をカタチにしていく過程
調査から生み出した仮説より、受け取ってきた愛情に自ら気づくためのきっかけがあれば愛を実感することができると考え、ワークシートを使用した体験設計を提案をしました。

【制作】ワークシートの流れと内容
ワークシートの流れは大きく3つに分けられます。
まず、これまで相手から受け取ってきた行動や出来事を思い出しながら、ワークシートに書き出します。互いが贈りあっていた普段意識していない愛情に気づいていくフェーズです。
書いた内容をお互いに見せ合い、言葉でも伝え合います。
自分がしてきた行為が、相手にとっては愛だったと言う新たな発見がある時間です。
ワークで感じた気持ちを踏まえて、相手への想いを手紙として書きます。
愛を受け取っているという実感をより定着させるフェーズです。

以上の3ステップで、愛を実感する体験を設計しました。
ワークシートの内容についてはこちらをご覧ください。
【映像】体験の様子の検証動画
ワークシートを使用した実際の検証の様子です。
※映像内容の拡散ならびにスクリーンショット撮影等はご遠慮ください。
この検証に参加していただいた方からは、
「自分の気持ちを改めて相手に伝えられてよかった」
「無意識だった愛を再確認できた」
「ありがたいと思ってもらえていることに気づいた」
と言ったコメントをいただき、関係性の前向きな変化や新たな気づきを得てもらうことができました。
aiseeの検証では、
愛情をワークシートとしてカタチにし、文字としても可視化することで
互いの愛情を実感することができる体験になりました。

【最後に】この研究を見てくださったすべての方へ
私たちは日常の中で、たくさんの愛を受け取りながら生きていますが、その存在に気づかないまま過ごしてしまうことが多くあるかと思います。
「aisee」は、身近にあった気持ちにそっと目を向けるための体験です。
私の研究が、大切な誰かの言葉や行動を思い出し、
「あれも愛のある言動だったのかもしれないな」
と少しでも考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。
そしてもしよければ、
その想いを言葉にして、伝えてみてください。
この研究が日常に潜む愛に気づき、それを伝え合うきっかけとなれば幸いです。