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無音の生き物たち

タガネの先のいのち
長岡千隼
学科・領域
美術・工芸学科
コース
クラフトデザインコース
指導教員
菅野 靖
卒業年度
2025年度

そこまで長文を書くのは趣味ではないので手短に。

【研究概要】
銅、真鍮、鉄の板材で主に⿂や蛇など⽣物のモチーフを彫⾦の技法で表現した。

 ⽔槽やケージといった閉じられた環境の中で⽣きる⽣き物たちは、⾳や⾔葉によって⾃⼰を表現することがない。
 しかし、わずかな動きや佇まい、呼吸の気配によって、確かにそこに「⽣きている」という存在感を放っている。私はこのような⽣命の在り⽅に着⽬し、⽣き物たちの沈黙を可視化することにした。

【表現方法に関して】
 この作品では、主に毛彫タガネで彫りを施し、作品の仕上げとして錆⽌め加⼯、油焼き、煮⾊による着⾊などを行った。金属の板材に魚や蛇の鱗など表現するために定タガネを自作し生き物たらしめるテクスチャを刻んだ。
 加えて、銀を布目象嵌により象嵌し蛇の特徴を捉えるようなデザインを施しました。

【額に関して】
 また、レーザーで切り抜いた三層のアクリルで額装を行った。
ネジやその間に挟むパッキン、固定するための金具など目に見えない部分においても元になる材料を除きほぼ全てを制作した。
 これにより、作品全体の落ち着いた美観と安定した固定を図るとともに、作品群と飼育環境とを重ね合わせ、水槽越しのような境界線を作り出した。

以上になります。
ご覧いただきありがとうございました。

実物も見ていただけると幸いです。
学内での展示場所は、エントランスを入って左側一階ギャラリー壁に展示してあります。