宇宙を掬う
~体験から生まれる余白の階調~
学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
岡井 美奈
卒業年度
2025年度
現代社会では星を眺めるという行為が減ってきた感じる。SNSや映像メディアが発達した現代において、「体験の記録」や「共有」は人々の行動や価値観に大きく影響を与えている。星空を見に行くという行為も今では、「写真を撮ること」「特別な場所にいる自分を発信する」といった他者に向けた表現や評価が意識される傾向がある。技術の発展により目まぐるしく進む現代社会の中で立ち止まり、自分と向き合う時間や体験に価値が生れるのではないか。
本研究では、4つの階調を軸に体験への価値を示す提案をした。
星の見えやすいエリアと日食観測エリアの合わさる地域を全国から8つ決め、その中から第一店舗として長野県阿智村を選定した。
1,2,3階平面図
- 身体的階調・・・暗順応による視覚の変化
- 感情的階調・・・マイナスな感情からプラスの感情へと徐々に変化する感情の変化
- 動的階調・・・・人の基本動作「立つ・座る・眠る」の三つの姿勢の変化
- 建築的階調・・・建築のタテに伸びる動き、高さの変化
4つの階調を使い感性の余白を体験を通して生み出す。
断面・展開
立面・展開
リサージュ曲線から建築デザインの着想を得た。
二つの異なる揺れが重なり合って生まれる図形で、これはただ単にランダムに揺れているのではなく、明確な運動のルールが重なり合った結果として生まれる揺らぎである。
この二つの異なる揺れを「宇宙の揺らぎ」と「人の揺らぎ」と捉え交差する状態を建築デザインに落とし込んだ。
Tag



