北限ファームズ
−旧市街地における空き家・空き地を活用した生産の場への転換−
学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
津村 泰範
卒業年度
2025年度

縮小時代は文化存続の危機
人口が減少する地方都市はケアする主体を必要としています
本提案では、旧市街地をU・Iターンの”仮拠点”とすることで主体を確保します
さらに空き家・空き地を活用して生産の場へ転換
生産活動が同時に「まちのケア」につながる事業を構想します

対象地は、新潟県村上市庄内町。
庄内町は旧市街地の中でも裏側に位置するため、空き家・空き地の活用が進んでおらずケアが必要な状態です。
「空き地は茶畑へ」茶の栽培と、山車格納庫の設置によりまち並みをケアします。
「空き家は賃貸住居へ」生産者の賃貸住居とすることで建物をケアします。また、移住者の仮拠点とすることで主体の生活をケアします。
「工場跡地は加工工場・研究所へ」工場跡地には、茶葉の加工工場と苗木育成・成分研究を行う研究所を設けます。利益を生み出し、それを生産者に還元し、ケア主体の生活を支えます。
「八十八屋の設計」

茶葉を育てるだけでなく茶製品への加工と、新製品の企画・開発できる複合施設とすることで、移住者の生活を支えるとともに将来に投資できるような計画とします。

断面詳細図

一階平面図
「茶畑・山車格納庫の設計」

茶畑では遮光板・寒冷紗を用いた玉露栽培を行います。
遮光板は町屋の傷んだ外壁と交換し、まち並みをケアしていきます。
収穫された茶葉は、村上祭の「おしゃぎり」をモチーフとした「おちゃぎり」によって運搬され、受入タンクへと届けられます。道路に面しておちゃぎりの格納庫を配置することで、歯抜けのまち並みをケアすることができます。

茶畑・山車格納庫断面図

北限ファームズ 模型写真