garden
探し物を鋳る日 -物と人との関係性について-
学科・領域
修士課程 美術・工芸領域
指導教員
長谷川 克義
卒業年度
2025年度



本研究は、鋳金による作品制作を通して、「物と人との関係性」を制作と言語の両面から捉え直す試みである。副論文では、自身の原体験を起点に、鑑賞者・制作者の立場から物の存在や関係性について理論的に検討した。一方、作品制作は同等の研究的意義をもつ実践として位置づけ、言語では捉えきれない感覚を素材との対話を通して探っている。
修了研究作品《garden》は、魚道という人工構造物に着想を得て、内部に空洞をもつ鋳金造形として制作した。鑑賞者の視線や身体の動き、光の反射によって風景が多層的に立ち現れる構造をもち、物と人、環境との関係がその都度更新される「開かれた造形」を提示している。