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にゃんの宮

長岡造形大学合格祈願神社
早川日向花
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
池田 享史
卒業年度
2025年度

大学のプロモーション活動におけるキャラクターの活用

 

問い
大学の魅力を伝える「顔」となるPRキャラクターに必要なものとは一体何か。

目的
分析をもとに現在PRキャラクターの存在しない長岡造形大学にもキャラクターを作り、その働きによって入学前の高校生たちに対して、適切なプロモーションを行う。

初めに
ひと口に大学のキャラクターといっても、その中には分類がある 。例えば、
高校生/受験生向け・・・PR、高校生向けコンテンツへの起用、OCなどで の運用
社会/一般向け・・・学外広報、施設名/システム名への流用、グッズなど ビジュアルの活用
学内向け・・・学内広報、学内イベントでの活用、専用イベントの開催、 学内資料等での利用(関係者による利用) 
など…。今回は初めに提示した目的に則り受験生向けのアプローチに絞りつつ、本校在校生にも受け入れられやすい姿にすべく調査を行った。

実例調査
新しく導入したキャラクターが認知されるため、またキャラクターを活用し大学に好感を持ってもらうための活動として各大学はさまざまな工夫を行なっている。ホームページを作成する、グッズを出す、着ぐるみを作る…。さまざまな実例を調べる中で、私は一つの傾向を発見した。それは「女子大学や女子の比率が高い大学は、キャラクターにバリエーションを持たせている」ということだ。学科や専攻、シーンごとにキャラクターやその衣装が変化しているのだ。長岡造形大学もまた、女子の比率が非常に高い大学である。このため、複数のバリエーションを持つキャラクターが受け入れられやすいのではないかと考察した。

アンケート調査(大学生)
本校在学生へのアンケートはキャラクターに造形大学らしさを反映させるために行った。結果として、大学の雰囲気について全体としては和気あいあいとしているという意見が多かったものの、各学科によって作品への向き合い方や空気感に微妙な差異が見られた。また、キャラクターについては記述にて「大学ロゴにも使用されている、青は欠かせない」といった意見や、前述の考察通り複数のキャラクターに好感を持つといった意見が多く見られた。

アンケート調査(高校生)
高校生へのアンケートは、実際に現在大学選びを行っている高校生の目線を取り入れることを目的とし、私の母校の協力を得て行った。高校生たちは大学選びにおいて授業や学費などの情報とは別に、大学や学生の雰囲気・活躍を肌で感じることを非常に重視していることがわかった。そのためホームページやパンフレットだけではなくオープンキャンパスや文化祭での経験が彼らの琴線に触れることが重要である。また、自由記述では合格・進学に対する意気込みや、受験に対する不安も多く綴られていた。これらの結果から、私は受験生の「合格したい」という気持ちに寄り添うことを軸に考えていくことにした。

「でざいにゃん」誕生
収集したデータを踏まえ、「でざいにゃん」というキャラクターを制作した。青をメインカラーとした二頭身の動物キャラで、耳の部分にNIDの文字が描かれている。学科ごとのバリエーションと、今後の学科の増減にも対応可能な汎用性を持たせている。

「にゃんの宮」としての活用

作成した化け猫キャラ「でざいにゃん」を合格祈願神社というコンセプトと組み合わせることで、「にゃんの宮」が誕生した。これにより、単にグッズ配布などを行うにとどまらず、受験生自らがキャラクターを活用したイベントに参加することが可能となる。

成果物
上段から「お守り風ストラップ」「にゃんみくじ」「絵馬風キーホルダー」「御朱印」

展示
お供物や神棚を意識した展示代に作品群を展示。また、周囲を合格をイメージした桜や市松模様で装飾している。「にゃんみくじ」「絵馬風キーホルダー」「御朱印」は実際にご来場くださる方々にも手にとっていただけるため、ぜひ皆様に体験してほしい。

終わりに
今回私は、調査をもとに本学に適したキャラクターとその活用方法について提案をおこなってきた。私の研究・制作および展示が、受験生の不安に寄り添い合格への一歩を後押しできることを切に願う。