MEGIENCE HOTEL
女木島をひとつに見立てた、分散型宿泊のデザイン研究
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
金 夆洙
卒業年度
2025年度
本研究は、香川県高松市に位置する女木島を対象に、島全体をひとつのホテルに見立てた分散型宿泊「MEGIENCE HOTEL」のデザイン提案を行ったものである。
女木島では、人口減少に伴う空き家の増加や、来島者の多くが日帰りで島を離れてしまうことにより、島の暮らしや魅力が十分に体験されないという課題が見られる。
本研究では、島内の空き家を客室として活用し、港近くの公共施設をフロント、島の道を回廊、食堂をレストランと見立てることで、島全体を宿泊施設として機能させる分散型宿泊の仕組みを提案した。
手法として、イタリアの分散型宿泊施設「アルベルゴ・ディフーゾ」の考え方を参照しつつ、女木島の規模や生活環境に即した形へと再解釈を行っている。
来島前から滞在中までの体験をつなぐツールとして、フリーペーパー、ガイドマップ、PR映像、三つ折りパンフレットなどの制作物を制作し、分散型宿泊の世界観と仕組みを視覚的に提示した。
本研究は、移住を直接的な目的とするものではなく、島の暮らしを体験する滞在を通して、将来的に移住につながる可能性を持つ関係人口の形成を目指すものである。
地域資源を活かした滞在の設計を通じて、島と外部の人々との新たな関係性のあり方を示した。



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