TINY MEI
「自分の機嫌は自分で取る」
これは長岡にきて大事なことだと気付かされ、今では生きる上で1番大切にしている言葉です。ここでは、制作のテーマとして掲げている「自己機嫌管理としての装い」についての制作に至ったきっかけとその思いを書こうと思います。長文となりますが最後まで目を通して下さると嬉しいです。
まず卒業制作をする上で、楽しく制作ができて、自分の好きを全面に出せて、せっかくなら大学とを結びつけられるものにしたいなと考えていました。その結果「ファッション雑誌」のようなものがいいなと思いました。理由は小さい時からチラシやパンフレット、雑誌などの紙媒体に触れることが好きで、中でもファッション雑誌が特に大好きだったからです。多い時には月に6~7冊購入するほどで、その影響で洋服が好きになり、暇さえあればいろんなブランドのホームページを見漁っています。どのくらい好きかというと、ドラマのエンドロールにある「衣装提供」の欄を一時停止して確認するくらいです。ドラマに出演している俳優さん達が着用している服で気になる服を見つけて(なんとなくですが)どこのブランドのものか予想し、最終的に衣装協力の欄と実際に飛んだホームページを見て確かめる答え合わせ?的なことをしてしまうほどです。(文字に起こしたらキモイ?笑)そこから、ファッション雑誌と大学とどのように結びつけようかと考えた結果、この大学生活で得られた自分の考え「自分の機嫌は自分で取る」を結びつけようと思いました。それは先ほどお話しした大好きな洋服のことを嫌うどころか、興味すら沸かなくなってしまうくらいメンタルがやられてしまった時があり、そこから気持ちを持ち直したことから得れた考えだからです。そのメンタルボロボロ時期は1年生の時です。慣れない環境と新しいことだらけの生活に余裕が無くなり、とても不安で夜が眠れなかった時期がありました、それは今でも鮮明に覚えていて、その時聞いていた曲は今でも泣いてしまうほどです。実家では出かけることが大好きな家に生まれたこともあり、休みの日は外に出かけることが大半でした。しかし長岡での生活は車もない、交通機関は乏しい、他県に出るのが難しい、私の趣味であるショッピングに出かけられない、晴れが少ないなどなど。外に出かけるのが大好きな私にとって、長岡に慣れることはとても難しいことでした。それに加えて大学の課題も私はついていくのに精一杯で、常に締切に追われていました。周りに比べて分からないことやできないことが多いと感じ、好きで学びにきたデザインからも目を背けていたように思います。思い描いていた大学生活と異なる今の自分の姿にショックを受け、その状況に置かれている自分も嫌いだったと思います。そんな状況の中、コロナ化が開けマスク着用が任意となった頃、同じ教室で授業を受けている友達の友達から、こんなことを言われました。「ずっとお洒落だなって思っていて。話したかった」と。さらには、私が大学で使っているカバンを見て「そのブランド私も好きなの!でも持ってる人初めて見た~ ! 」とも言ってくれました。私はその時身なりに無頓着になっているメンタルボロボロ時期だったので、久しぶりに洋服やファッションのことについて話しました。話していく中でそういえばこのカバンは大学の入学祝いでもらった欲しかったカバンだったな、など思いれのあるものやファッション関係の話を沢山しました。私の興味のある話を理解し話し合える人と出会えたことで、少しずつ生き甲斐だったファッションに興味が戻りました。そこから大好きな服を着ることでその子が気づいて話しかけてくれるのが嬉しくて、洋服をしっかり考えて着ていくようになりました。そして、服が好きで良かったと思えるまで戻りました。友達の友達から話かけられることは小さな出来事にすぎないけど、私はその出来事で楽しく過ごせるかは自分次第なんだと気づく事ができました。そこから楽しいことを忘れないように毎日日記をつけるようになったり、気持ちの整理がつかない時も紙に書いたり、自分の気持ちと向き合うのが上手になっていったと思います。生きられる時間が決まっているのなら、せっかく生きているんだったら、人よりも笑って楽しく過ごせる時間が長ければ長いほど得じゃん?!と思うようになりました。その心の持ちようになってから、腹を立てたりすることが減ったように思うし、嫌なことから逃げるスキルも上がったように感じます。この経験は長岡にきて造形大に通ったからこそできた経験であるため、これを研究テーマにすることにしました。
年々歳を重ねているけれど、ただ数字だけが増えているだけで中身はそれに相応して成長しているのかな?と不安に思う時期もありました。が!最近はその考えは無くなりました。造形大で出会えた友達や関わってくれる皆、そして気にかけて下さる先生方に本当に恵まれたからだと思います。本当にみんな、仏みたいに優しくて素敵で、軸がしっかりしていて、自分の好きなことに全力になれるこだわり屋さん達!本当に出会えてラッキー★こんなに素敵な人達と出会えてここまで過ごして来れたのだから流石に揉まれて成長しているだろう!と思うようになりました。多分成長していると思います。(というか成長していると思いたい笑)
長くなってしまいましたが、ここまで書いたことを元に制作しました。また、時間が経ってこれを私が読み返す時にこの大学時代を思い出せるように。改めて、数ある作品の中から私の作品に目を向けて下さり、そしてここまで読んで下さった皆様。ありがとうございます。148cmの小さい私が、この世界の小さな場所での生活を記録した「 TINY MEI 」を最後まで楽しんでください。