利休茶とは、色あせた挽き茶のような緑がかった薄茶色。
室町・桃山時代の茶人千利休が好んだ色とされているが、この色名が文献に現れたのが利休死後の江戸中期頃であるため、その時代の染屋あるいは呉服屋が千利休の名を借りて流行色を作ったとも言われている。
千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけての商人、茶人。
わび茶を大成させた茶道千家流の始祖であり、「茶聖」とも称せられる。 数多くの弟子を抱え、また、天下人・豊臣秀吉の側近として多くの大名にも影響力をもったが、やがて秀吉との関係が悪化し、最後は切腹へと追い込まれた。なお、切腹を命ぜらるに至った真相は諸説あり、いまだ定まっていない。
▼勝手に決められた異論を訴えたい利休の魂。