藍みを帯びた墨色のことで、「相済茶」とも書かれる。
「藍墨」は当て字。色名に「茶」とありますが、「くろ」の色譜。
色名の由来は『手鑑模様節用』によると、「昔、根津権現の祭りの時に、浅草で三右衛門とか助七などという連中が喧嘩をし、その仲直りができた祝儀のしるしに、同じ色を染めさせて揃って着用した」ことから、一件落着という意味で、その色を「あいすみ茶」というようになったとのこと。
江戸中期に愛用された。
▼喧嘩している人の上から無理やり覆い被さり、喧嘩をおさめる。
二人が急に静かになることが面白いと思っている。収まるのはその場限りであり、根本的な解決にはならない。