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魚紋

家紋の作図法の研究と創作紋の制作
高橋 愛実
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
金 夆洙
卒業年度
2020年度

家紋の歴史・作図法の研究をもとに、これまで存在しないと言われていた「魚類をモチーフにした家紋」を制作した。

家紋の調査では9つの先行事例を分析し、なぜ家紋と魚が結びつかなかったのか考察している。また制作の際には日本人と魚食の関係、日本の歴史や文化における魚の認識を調査し、日本人が親しみを感じる魚を選定した。

表現の面では単に魚の形を家紋に落とし込むのではなく、現代の創作紋(オリジナルの家紋)としてこれまでの家紋にはない「遠近感」や「動き」を取り入れる挑戦も行った。

家紋についての調査結果をパネルにまとめて掲示する他、創作紋を「現代創作魚紋」として紋帳に仕立てている。さらに平安時代から「所有印」として日用品に配置された家紋の歴史に着目し、現代の日用雑貨に創作紋をデザインして並べた。