The Edoiter
うつりゆく四季と行事で江戸の12ヶ月を楽しむイラストレーションの制作
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
山本 敦
卒業年度
2021年度
私たちは、生活の便利さと引き換えに季節を感じて暮らすことが少なくなっています。
世界各国の中でも四季に恵まれた日本では、古くから季節のうつろいを大切に味わってきました。
特に江戸時代の人々は、行事を催し、旬のものを頂き、花鳥風月を愛で、日々に楽しみを探しながら四季折々を生きていました。
その豊かな暮らしを現代の人にも知ってほしいと思い制作したのが、「The Edoier(ザ・エドイター)」です。
エドイターは、アメリカの有名雑誌「The New Yorker(ザ・ニューヨーカー)」を模した架空の雑誌です。
ニューヨーカーは1925年に創刊された歴史ある雑誌で、ルポや批評、エッセイ、小説などを取り扱っています。中でも特に魅力的なのが、画家やイラストレーターが手がける表紙。ニューヨークの「今」を現したアートスタイルにインスピレーションを受け、江戸を舞台にした「エドイター」として、本物の雑誌のように2021年52週間分の表紙を制作しました。
1月から12月まで江戸の暮らしと共に週を追い、行事や季節の変化、人々のようすを楽しんで頂けたらと思います。
本作品を通じて江戸の生活の豊かさに触れ、少しでも気持ちに彩りが生まれたら嬉しいです。
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