その他条例活用の手引き

私は、”その他条例”について研究しました。

その他条例とは、歴史的建築物を活用改修する際、建築基準法を適用除外することを可能とし、基準法の意図を汲み取った柔軟な措置を講じることで、歴史的・文化的価値を保存しながら、改修することを可能とする条例であります。

本研究では、その他条例の事例をそれぞれの個別解の状態から一般化し、又はその結果を生かした設計シミュレーションを通して、基準法を適用除外する・しないの線引きや基準法に代わる措置を明確にし、歴史的建築物の活用改修の適切な解法を求めました。

この研究を通して、一度多角的な面から保存するかの検討をし、その他条例を活用し、次世代に少しでも多くの歴史的建築物を適切な形で継承してほしいと思います。

卒業論文202055村上莞和