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			学科・領域
					美術・工芸学科
				コース
					美術表現コース
				指導教員
					岡谷 敦魚
				卒業年度
					2023年度
				研究テーマは、『自分自身、そして他者と「交信」する手段としての作品制作』です。
私の行う芸術は美術館に展示されるような尊くて権威のあるものではなく、もっとカジュアルで身近なものです。私にとって芸術の重要なところは、情報伝達としての言葉に依存しないコミュニケーション手段となるところなのです。
私にとって作品を作り、発信することは、自分自身や他者と緩やかにつながるコミュニケーションです。この、緩やかなコミュニケーションのことを、私は、「交信」と呼んでいます。「交信」は、信号の意味を共有していなければ正確に情報が伝わらない、不確かで曖昧なコミュニケーションです。しかし、少しでも信号が通じた時、もしくは通じた気がした時、それはとても本質的で、心で繋がることなのです。
私は、作品の制作過程、できあがった作品を通して、自分自身と交信し、さらに作品を公開することで、作品を介して他者と交信しています。そこには思い違いや誤読がたくさんあり、だからこそ発見があったり、共振したりすることができると考えています。
また、信号を発することは、発信源に人がいることを示すことです。私は、自分が活動しているのを見た人に、独りじゃないと感じてほしいと思っています。そして、反応が返ってきた時、私も独りじゃないと感じることができます。こういう緩い繋がりをつくることが、私が「交信」をする意味なのです。
すこしでもあなたと交信できていたらうれしいです。
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