寝想

15の寝ぞうから、想ぞうする

日常生活で目にするもの、そこから想像してしまうくだらないこと。降って湧く想像のほとんどは、記憶に留まることなく消えてしまう。しかし、記憶されない程にくだらない想像は、形にしてみると案外面白かったりする。

そんな、くだらない想像の面白さを文字通り、その身をもって知ってもらいたい。また、鑑賞者の想像の幅を広げる一つのきっかけになりたい。

この作品は、15の寝相から想像したイメージを、ベッド型のビジュアルブックに落とし込んだものである。シーツを敷くようにページをめくり、本の上に寝転がり、思うままに楽しむことができる作品になっている。

そして今度は、鑑賞者であるあなたが、友人や家族、あるいは自分の寝相を見て、新たに、くだらなくも面白い想像を生み出してくれることを期待する。