もぷもぷさん
VRにおける癒しのコミュニケーション方法の探究

学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
プロダクトデザインコース
指導教員
金山 正貴
卒業年度
2024年度
近年発達してきたVR(仮想現実)。不登校や鬱傾向など、様々な理由で現実に居場所を失くしてしまった人々のための居場所としての取り組みも近年見られる。VR空間における癒しのコミュニケーション方法の探究を行った。
きっかけはとあるテレビ番組で見た、特殊な状況に可能性を感じたから。それは、素性を隠した人達がVR上でモンスターに変身して、社会に馴染めない身の上を話し合う、という企画の番組だった。私自身自分のありのままを晒すことが辛い時期があり、そんな自分を隠せる、居場所としてのVRに非常に興味を持つようになる。今回の研究は、そんな、辛いと思っている人にとって楽になれる居場所としての、VR空間の探究からスタートした。
癒しのコミュニケーションとして、カウンセリングの手法を調査し、セルフカウンセリングの手法の1つである「バタフライハグ」の動きを採用。VR空間にキャラクターを出現させ、現実の触感と複合することで、癒し体験をより良いものにする。
キャラクターデザインを作成、三面図の制作を行う。
もぷもぷさんは、VR空間に住む不思議な生き物で、こちらのアクションに反応を返してくれる。バタフライハグの要領で、胸と腕の間にクッション抱き抱え触感にアプローチすることで、より良い癒しの体験を得られるものに。