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憶の拠り所

- 縮小されゆく町を想い、追憶を繋ぐ建築 -
大久保南美
学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
与那嶺 仁志
卒業年度
2025年度
故郷、山形県小国町。
少子高齢化により、町は縮小の一途を辿っている。
親世代が亡くなり、帰る場所がなくなった時、私はどこに小国を繋ぎ止めればいいのだろうか。
大好きな友人たちとこの場所で笑い合うこともできなくなってしまうのだろうか。
しかし、この町に住んでいると活性化という言葉がいかに投げやりで、望みが薄いものかを実感する。
活性化という聞き飽きた抗いではなく、小国町のこのままの温度感で、この先もずっと帰れる場所を。

そこで、縮小という変化に寄り添い、前向きな意志を持って、小国町の記憶を集積した「帰る場所」を設計する帰郷の新たな目的となる「墓」は小国町という豪雪地帯では雪に埋まってしまう。そして、墓の存在による後継者への負担。
これらの負の側面をこの地に還元するものとして転換した、
「帰る場所」:墓地に訪れたのちに団欒できるような、佇める墓地とする。

そして、小国町の記憶・らしさを留めた空間とするために、陸の孤島である小国町に暮らす人が必ず通る道「国道113号線」の土木構造物について分析した。印象的な土木構造物の要素から小国町の記憶・らしさを感じれることを目指す。

様々な理由から小国町を離れることになった人たちが、家を失った後も、この先ずっと帰ってこれる場所へ。

国道113号線について
配置図
平面図

広場からダム湖を見る

サンクンガーデン脇を通る

墓石群から建築を見る

南側立面図