MENU

未来植物系アイドル

配信ライブを楽しくする衣装デザイン
藤沢はるか
学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
テキスタイル・ファッションデザインコース
指導教員
金山 正貴
卒業年度
2020年度

〇研究背景・目的

コロナウイルスの影響でリアルライブから配信ライブへと変化した地下アイドルライブシーンに注目。

衣装の力で、リアルには無かった感動をアイドルとファンの間に生み出す方法を考えた。

 

〇衣装コンセプト

コンセプトは「未来植物系アイドル」。

未来からやってきた植物が現代の人々に元気を与えるため、アイドルになった。

ファンの応援を受けると光輝き、さらなる成長を遂げる。

 

〇衣装デザイン

フォークロアというファッションジャンルからインスピレーションを得たケープやパンツなどのアイテムが、

白一色に統一された全体の印象とミックスされ、異民族風な、別世界からやってきたような印象を作り上げている。

また、アイドル衣装ではポピュラーなスタイルである「ハイウエストでボリュームのあるスカート」のバランスをあえて崩し、上半身にボリュームを持たせた新たなスタイルを提案している。

トップスとボトムスには「タイベック」という素材を主に使用。紙と布の特徴を併せ持ったような不織布の素材で、丈夫で破れにくく、感染症用の防護服などに使われている。コンセプトにマッチし、普通生地より光の拡散効果を感じられるため衣装デザインに取り入れた。

 

〇ライブプラットホーム

この衣装は、ファン側が専用のコントローラーで衣装についたLEDを遠隔的に操作することができ、

さらにファンが振ったコントローラーの動きをアイドル側がモニタリングすることができる。

ファンとアイドルが双方で相手の動きを読み取り同調することで一体感を生み出す工夫がなされている。

(↑光っている状態)