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Gift

自身の大切な人達に贈る装身具の制作
永井碧
学科・領域
美術・工芸学科
コース
クラフトデザインコース
指導教員
菅野 靖
卒業年度
2020年度


 

就職活動や新型コロナウイルスの流行による自粛期間により、自分自身を見つめなおす時間を多く与えられた。

その結果私は、自身を構成する要素の多くは、これまで出会い、支えてくれた人達の存在があったからこそ私の一部となったものであることを強く認識した。

そうした人達に対し、学生生活を終え、社会に出ていく人生の大きな節目である今この時に、作品を通して感謝を伝えたいと考え、装身具の制作を行った。

3点の装身具のデザインには「贈る相手に関係する思い出」と「贈る相手をイメージした花」を取り入れている。

①恩師に贈るネックレス

放課後の美術室でキャンバスに向かい、花を描く恩師の思い出と「威厳」の花言葉を持つ白百合から着想を得た作品。

額縁という枠を越えて花を咲かせる白百合の花をデザインしている。

 

②家族に贈るブローチ

幼い頃に家族で訪れた海でした花火の思い出と「楽しい思い出」「優しい追憶」の花言葉を持つ蔓日日草から着想を得た作品。

楽しかった遠き日を懐かしむ蔓日日草をデザインしている。

 

③友人に贈るイヤリング

毎年待ち合わせて行っていた夏祭りの思い出と友人の好きな「明日も爽やかに」の花言葉を持つ朝顔から着想を得た作品。

子供用の浴衣の帯をヒントにリボンの色合いで様々な表情を見せる朝顔をデザインしている。

 

技法:透かし、覆輪留め 

素材:925銀、950銀、真鍮、カーネリアン、オパール