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違和トネーション・エピソード

なまりと標準語の交錯による違和感のイラストレーション
井村 朝陽
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
御法川 哲郎
卒業年度
2020年度

私の出身地である青森では、話す時に「なまり」がある。
「なまり」は方言の一部で、一般に「標準語」といわれるものと比べ
言葉自体は同じで、アクセントやイントネーションだけが異なる。

このイントネーションの違いは、ほぼ全ての言葉に当てはまるため
標準語となまりの差は生活の中で常に存在している。
その目に見えない差によって生まれた違和感は、時に
私や周囲の人の言動にも影響を及ぼしている。

ところが、このことは一部の人の
生活の中の些細な一幕にすぎず、
ほとんどの人に知られることはない。

この研究では、もともと標準語を話す人は体験することのないような
エピソードを より面白く伝えるために、
そのシーンを 素直に、しかし そこに漂う違和感は具現化して
イラストレーションに描き出した。



F3号キャンバス、アクリル絵具、ほか