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meddissical

古典園芸植物の現代におけるグラフィック表現の研究
清水 麻琴
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
池田 享史
卒業年度
2022年度

「江戸時代にその美的基準により発展した古典園芸植物の美の源泉を探るとともに
その精神修養の面を現代のグラフィックに落とし込む」ことをテーマに研究・制作しました。

古典園芸植物とは江戸時代に美的基準により育成されたり、
品種改良が盛んに行われたりして発展した植物です。
また、タイトルの「medddissical」とは「medditation(沈思黙考)」と「classical(古典的な)」を掛け合わせた造語になります。

研究では古典園芸植物(classical garden plants)の精神修養の面を持ち合わせていた面に着目し、
日々の仕事や生活に追われている現代の人々がふと立ち止まって一息つけるような自由で有機的でどこかほっとできるグラフィックを目指しました。

コンセプトからの表現の定着としては自由で有機的なグラフィックをよりかろやかに感じられる「柔らかいもの」また、日常でふと目を向けることのできるような「普段使いできるもの」に着目し、手ぬぐいを選びました。

また、グラフィックの展開として手ぬぐいの販売を想定し、ロゴとパッケージを制作しました。

手ぬぐいは古典園芸植物が発展していた江戸時代にも市民の生活必需品として使用されていたものでもあり
江戸市民との生活にリンクさせつつ日常で現代のグラフィックを楽しんでいただければ、と考えております。