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雨、ギター、車、天使

自分自身と表現手法についての研究
村瀬 瑠菜
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
御法川 哲郎
卒業年度
2022年度


私は何を描いているのか、なんのために絵を描いているか。

それを知るために卒業研究という場を借りてひたすらに手を動かし、自分自身に向き合いました。


 

頻出する四つのモチーフ。
あたたかい雨、魔法のような音楽、車内のくだらない空気、自由でイノセントな天使。
これらは私の原体験に基づいた、私の魂を輝かせてくれるものだとわかりました。

布や紙粘土、ビーズやあらゆる紙。
異なる素材を組み合わせる技法をミクストメディアと言います。
普段組み合わさることのないもの同士をつなげると、名前のつかないものができます。

複雑だったり、見慣れなかったり、くだらなかったりする名前のないもの。
私は描くことによって、あらゆるものを言葉の外につれだし、そのまま受容しようとしているとわかりました。


研究を通して、私にとって絵を描く行為とは
私の魂を輝かせるものたちを組み合わせ、言葉の外側にあるものをそのままに受容すること
なのだとわかりました。

そうした魂の輝きを持って私は自分の内側、そして世界やひとに触れ、
受容し愛していきたいと思っているという考えを私自身に発見しました。