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地域資源を題材にしたおもちゃの制作プロセスの展開可能性に関する一考察

新潟県長岡市の特産品を題材とした地域おもちゃ制作を事例として
熊木七菜子
学科・領域
修士課程 イノベーションデザイン領域
指導教員
板垣 順平
卒業年度
2023年度

●研究概要●
本研究では、地域PRを行う媒体として「おもちゃ」に着目し、地域資源を題材にしたおもちゃの制作から、企画、配布までの詳細を記録しました。そして、そのプロセスを振り返り、地域PRを目指す上で重要な要素を洗い出し、おもちゃの制作から配布までのプロセスの展開可能性を考察することを試みました。

実際に、新潟県長岡市の特産品を題材にしたプラモデルを配布する「ナガオカプラモデル」という取り組みを、2023年8月から2024年1月までに「栃尾のあぶらげ編」、「かぐら南蛮みそ編」、「五色だんご編」の3回に渡り実施し、プラモデルの制作から配布に至るまでのプロセスを記録しました。

そして、ナガオカプラモデルのプロセスから 定期的に決まった形式で情報発信を行う、連続性のある地域PRにかかる取り組みにおいては、最初に、知名度の高い地域資源や特産品のPRから始めて、見る人に興味を持ってもらい、十分な認知を得られていない地域資源や特産品のPRに移行していくことで、知られていないものを知ってもらうきっかけになり得ると考えました。

「ナガオカプラモデル」における制作から配布までのプロセス