雪装美
衣服で雪を表現する

学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
テキスタイル・ファッションデザインコース
指導教員
金石 浩一
私は衣服で雪を表現する研究をしました。
本研究は、美しい日本語を衣服に落とし込み、表現することで、日本語の美しさや雪の美しさ、情景、感動などを衣服に込め、見た人に雪を感じさせることを目標としています。
このテーマを選んだ背景として、私は雪国で育ち、大学でも雪とともに暮らしてきました。長岡市は特別豪雪地帯に指定されていますが、人口が約26万人と多く、豪雪地帯にこれだけ多くの人々が暮らしている地域は世界でも非常に珍しいです。
それでは、なぜ、雪が降る 住みづらい地域に多くの人々が暮らしているのか。
私はその要因の一つとして雪の美しさが人々を魅了し,生活の一部として当たり前のものになっているからだと考えました。私の中で雪は当たり前の存在であり、特別な感情を覚えさせるものです。そこで雪の良さを知ってもらうために、季節を問わず見ることができる衣服で表現し、雪が降らない時期でも楽しみたいと思いました。
研究内容として、まずは雪の美しい言葉を探し、自分が表現したい、言葉の印象、意味からより鮮明にイメージが湧くものを選択しました。
そこから素材研究でサンプルを制作し、パターンやデザインにこだわり、より言葉の表現に合うものを模索しました。