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多くの鉄道系のおもちゃ•模型は年齢に合わせ「その時その時に遊ぶおもちゃ」という側面が強い。

それに対し、「年齢を問わず、子どもから大人まで長く愛され遊べる鉄道模型おもちゃ」を作りたいと考えたのが制作のきっかけである。

既存のおもちゃ•模型と区別した点はリアリティにこだわり、現実の車両に寄せるのではなく、車両を抽象化しながらも特徴を捉え、美しさとシンプルさを強調しデフォルメを加えた点である。

例えば、新幹線の超高速で走り去る様子から前と後ろの車両で遠近感を強く効かせた点や、車両の顔である独特なフォルムを際立たせるために窓や車両間の繋ぎ目などを排除し、要素を最低限に留めた点などが挙げられる。

また題材にした新幹線は過去に上越新幹線を走っていたE2系、E4系、現在走行しているE7系である。

子供の頃は大きいタイヤで遊びながら、大人になって、車輪を付け替えることで車高が低くなり、HOゲージのレールに乗せて、造形を楽しむことができる。

タイヤを強調したボディ

ねじを外し、タイヤを付け替える

車高が低くなり、全体の造形を強調したボディ