Electro Tanka Wave
ヴェイパーヴェイヴ的世界観による新しい短歌の楽しみ方
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
長瀬 公彦
卒業年度
2023年度
AIに出力させた短歌を元にアニメーションを作りました。
今までの自分を振り返った時に、私の一番の土台は“文学”にあると考えました。
その文学を私が今一番興味を持っているヴェイパーヴェイヴのジャンルと掛け合わせたらどうなるだろうというところからスタートした作品です。
ヴェイパーヴェイヴとはインターネットコミュティの中から発生した音楽文化のことを指します。
初期のインターネットを彷彿とさせる特殊なアートワークで注目を集めている分野であり、デジタルコラージュの要素や機械翻訳のような不可解な日本語が特徴です。その無機質さや不可解さをAIを使用して演出しました。
現在ではインターネット上でも広く親しまれる短歌。
その発生の過程に様々な文脈を含むヴェイパーヴェイヴ。
この2つって実はとっても相性がいいのではないでしょうか。
歌人はAI。映像は私。
歌自体の不可解さとヴェイパーヴェイヴを意識したヴィジュアルの楽しさを感じていただけましたら幸いです。
そしてあなたがこの2つの分野に興味に少しでも興味を持ってくれたならいいなと願っています。