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つくりてビデオレター

ARを使った付加価値提供サービス
古沢 菜月
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
徳久 達彦
卒業年度
2020年度

つくりてビデオレターとは

動画などを再生することができるARマーカーシールとメッセージカードをセットで販売するサービスです。ARマーカーをかざすとつくりてのこだわりムービーが出てくるので、生産者側は商品のこだわりを発信しやすくなるほか、消費者に対しても商品のこだわりを気づいてもらうきっかけをつくることができ、商品の価値をさらに高めることができます。
AR は現実で見えないものをなにかしらデバイスを使うことによってみることができるという点が、普通は見えない、つくり手のこだわりなどを覗き見るという点に使えるのではないかと考えました。

 

このような時に使って欲しい

このサービスはARの技術を用いて生産者や生産地のことを消費者にお届けし、商品の付加価値を高めるものです。なので、お酒や伝統工芸品などの単体商品で使っても良いですし、野菜の定期宅配便などに使用したり、やふるさと納税の返礼品などに使用し、地域ブランディングや町おこしにも活用できます。

 

生産者サービスフロー

生産者は専用のwebサイトから動画やメッセージの登録をした後に、ARマーカーシールとメッセージカードが届くので、商品にマーカーを貼り、メッセージカードを入れて発送します。生産者のことを考え、動画は本格的なもの出なくても写真を組み合わせてスライドショーにする程度のものからスマートフォンで簡単に撮影したものを想定しています。

 

消費者サービスフロー

消費者はメッセージカードに貼ってあるQRコードから専用サイトに入ってもらい、ARマーカーにスマホをかざし、生産者からの動画を視聴してもらいます。また、生産者のかたにエールや感謝を伝えられるような仕組みもつけて、生産者と消費者との間で気持ちのやりとりができる機能もあります。

 

生産者用ARキット

 

参考資料

 

制作プロセス

前期はAR検証をして、本当にAR が使えるのかをロケーションベースのお手軽なARから始めて、コードを書いてマーカーベース のARを技術検証したり、ARの可能性を模索して有効な使い方は何か試作をつくりながら考えてサービスの指針を決めました。 後期はサービスの内容を詳しく決めたり、生産者専用アプリのUI設計、実際に農家さんに取材・撮影をさせていただき、動画編集 などを経て完成しました。

 

展示風景