地域愛着形成の促進方策に関する研究
どうも長岡造形大学修士2年堀川強ことTSUYOSHIです。突然ですがTSUYOSHIは新潟で生まれ育った生粋の新潟県民で新潟に愛着を感じています。新潟好きがこうじて、新潟を発信するYoutubeチャンネルを細々とですが行うくらい新潟が好きです。
そんな私が行った研究は地域愛着に関する研究です。どんな研究なのか…早速紹介させて頂きます。
研究背景
まず研究の背景として、新潟好きの自分とは反対に、「新潟ってなにもない」と言い高校進学を境に都市部へ流出する友人が多くいました。
実際に数字みても都市部への人口流出が超過している現状です。
そして月日は流れ、大学卒業後社会人の同級生が増えるなか、都市部へ流出した同級生たちはさぞ都市部の暮らしを謳歌しているのだろうと思っていたのですが…
以外にも出身地に戻ってきている人が多かったのです!
その要因は何なのか探るため、自分のような新潟好きではなく、もともと新潟に対して無関心・否定的な意見を持っている人を含めて、出身地に戻りたくなる要因としての地域愛着がどのように形成されていくのか?地域愛着の形成プロセスはどうなっているのか?について調査を行いました。
研究目的
以上のような背景を基に以下のような研究目的を設定しました。
事前調査と社会調査
まず「新潟には何もない」という印象を持ち県外に流出した20代7名に事前調査を行いました。
その結果、7人中5人が新潟に回帰しており、その理由として以下の3つの要素が抽出されたため、その要素から仮説を設定しました。
この仮説を検証すべく大都市居住者を対象に居住選好(将来出身地に住みたい人)を手がかりに地域に無関心・否定的な人を含む出身地に回帰意向を持つ人の特徴を明らかにする社会調査を行いました、その調査概要と結果が以下の通りになります。
結果として人間関係に関する要素と地域活層の参加に関する要素が出身地へ戻りたいという気持ちを促進させる可能性を見出しました。特に「地方都市出身者かつ出身地を選好する者」の特徴として「地域のスポーツ活動に参加」していた割合が高いことが確認されました。
これは「地域のスポーツ活動参加」には親の送迎などがないと成立せず、子ども同士、親同士といった流れで親睦が深まり、家族同士の親睦につながるプロセスが存在し、そうした良好な人間関係の形成が出身地に回帰する促進要因となっている可能性が示唆され、今後検証したい良質な仮説が得られたと考えています。
結論
社会調査の結果をうけて以下のように本研究の成果を結論づけました。
提案
本研究の成果から、「新潟無限回廊」を提案します。「新潟無限回廊」は、新潟県の何もないと思われる田んぼや地域活動のシーン等を仮想空間上で無限に歩き続ける事ができる提案です。皆さんがお使いのフォトストレージサービスと連携して出身地のお祭りや個人の思い出を追体験できます。新潟の魅力的な場所との出会い、積み重ねてきた楽しい記憶や人間関係を思い出し都市部へ流出した若者が新潟に訪れ帰りたくなる事を狙う提案です。
こちらが新潟無限回廊の体験イメージ動画になっています。
最後まで説明ご覧頂きありがとうございました!もし自身の研究気に入ってくださればYoutubeやTwitterも取り組んでおりますので、フォローして頂けますと飛んで喜びます。
https://twitter.com/TSUYOSHII22