side A
平面化と立体化によって生まれる違和感のあるグラフィック表現
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
御法川 哲郎
卒業年度
2021年度
平面的なイラストレーションは、形や色の単純化などによって、
描写するモチーフの情報が削ぎ落とされ、
鑑賞者が作品について自由に想像をする隙ができます。
その点に注目し、私自身が鑑賞者として、
もし、平面的なイラストレーションの中に入り込み、立体となった姿を見たら、
それは一体どんな姿をしているのだろうと考えました。
それ以来、「立体と平面」という点に着目しました。
今回の作品では、共通認識のあるもの、幾何学図形、平面物、の3つをモチーフとして、
1 イラストレーションの制作
2 イラストレーションの立体化
3 立体化したものを写真や映像によって再度平面に書き起こす
という手順によって、平面と立体を行き来するような作品を制作し、
同じものだけど違って見える。そんな違和感を感じるような表現を目指して制作を進めました。
具象的なモチーフ
素材 : 木材・アクリル板・スタイロフォーム・アクリルガッシュ
サイズ : W400mm × H400mm Φ300mm
幾何学図形(円)
素材 : スタイロフォーム・アクリルガッシュ
サイズ : W700mm × H400mm Φ50mm
平面物
素材 : 木材・アクリル板・ビーズ・アクリルガッシュ
サイズ : W300mm × H450mm