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Hack_action!!

自分とSNSの関係をメディアアートとして表現する研究
尾和優多
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
真壁 友
卒業年度
2022年度

Twitter上で名前が呼ばれると、噂をされて「くしゃみ」をするメディアアート。

Twitterは便利なツールであるが、使用している時はそのネットワークの広大さや匿名性故の疎外感や恐怖感が頭の中を渦巻く。
しかし、それと同時に、誰かが自分の知らないところで自分のことを話題にしたり、投稿を見てくれているという、恐怖感や疎外感の中の一抹の希望のようなものも存在している。この相反する要素の混在がとても美しいと思い、今回は自分がTwitterに対して感じたイメージをメディアアートに落とし込むことを目指した。


誰かが自分の噂(ツイート)をしたことを、 くしゃみという形で可視化する。

この作品はそれぞれの名札に書かれたワードを含むツイートをリアルタイムで取得し、くしゃみをする。名札には現在たくさん呟かれているトレンドワード、本作品名などが書かれており、それぞれのワードのツイート頻度がくしゃみの頻度という形で可視化される。この作品ではあまりくしゃみをしないマシンに自分を重ね、絶え間なくくしゃみし続ける他のマシンと対比させることで、SNSに対して感じた疎外感、噂をされたことに対する嬉しさや希望を同時に表現することを試みている。