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身に着ける吉祥群

吉祥文様をモチーフとした装飾品の制作
川向円
学科・領域
美術・工芸学科
コース
クラフトデザインコース
指導教員
菅野 靖
卒業年度
2020年度

世界各地に数多く存在し、長い歴史をもつ吉祥文様
その吉祥文様をモチーフとした装飾品を制作しました。

四季平安
四季平安とは春の花の牡丹、夏の花の蓮、秋の花の菊、冬の花の梅の4つの花の総称であり、四季を通して社会や家族が平安であることへの願いが込められた文様である。

三多如意
三多(桃、ザクロ、ブッシュカン)と如意を組み合わせた文様。三多は長寿、子宝、幸福を指し、如意は思うように手が届くことへの象徴。

蝙蝠
蝙蝠は「蝠」と「福」の音が同じことから中国ではポピュラーな吉祥文様であり、衣服や建物に使われる。また、魔除けの意味合いもある。

双魚
双魚とは向かい合って対になっている2匹の魚のこと。ゆとりのある暮らしの象徴であり、魚自体が食べるのに困らないことや子孫繁栄の象徴もある。

龍と鳳凰
どちらも四霊に含まれる神獣として崇められる動物である。龍は繁栄のイメージがあり、あこがれの存在として「登龍」「昇竜」といった用語が生まれている。対して鳳凰は慈愛と慈悲の象徴である他、人々に幸運が訪れる前にこの世にあらわれると言い伝えられている。