未定の結末
経験や価値観によって異なる読書体験
学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
プロダクトデザインコース
指導教員
金山 正貴
卒業年度
2022年度
同じ物語を読んでも人によって少しずつ解釈が異なります。
そうした経験や価値観によって生まれる考え方の違いを読書を通して体験していただく展示です。
物語を読み、その場面の言葉から構成された影絵を見て、物語の展開を選択します。
本に描かれた選択肢のアイコンにふれると次の行き先が光ります。
その光を道標とし次の場面へ歩いていきます。
物語の結末はどのルートを進んでも決まっていません。
最後に読み手自身に結末を書いていただきます。
展示では書庫として利用されている浄土堂を使用することで
「本の世界を歩く」作品全体の世界観を構築しました。
暗い部屋の中をライトで照らしながら物語を追っていくことで没入しやすく、
浮かび上がる影から物語のイメージをふくらませられるようにしました。