aima
日常の中のスキマを楽しむためのイラストレーション:線画表現を用いた作品制作
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
長瀬 公彦
卒業年度
2023年度
街を歩いていると「なぜか空いている空間」を目にすることがたびたびあります。謎のスキマを観測したり、それが生まれた経緯を想像したりすることが好きです。
本屋さんにはスキマがいっぱい。
本棚にうまれた三角のスキマや、でこぼこしたスキマには、不思議な存在がひそんでいるかも。
近寄りがたいあの人ももしかしたら、人と人との間にいるなにかのせいで、物理的に距離を取らざるをえない……のかも。
作品の鑑賞を通して実際に「空間に目を向ける」体験をしてもらいたいと考え、大きな絵本のページのようなかたちをとっています。細かな線画表現を大画面で楽しんでください。
3点目の表面にはラミネート加工がしてあって、ホワイトボードとして使えます。あいまちゃんを見つけることができたら、あなたの手でページに描き加えてもいいですよ。
これらの展示を通してささやかな空間に意識を向けることで、日常の風景やちょっとしたスキマが面白く見えてくるのではないでしょうか。
突然ですけど
この子たちは あいまちゃん
みえますね
スキマと ニンゲンが だいすきで
日常や非日常の あらゆるスキマに
ジャストフィットして 息をひそめる フシギな存在・・・
なにげない 生活のなかのスキマ、
いつも見かけて 気になるスキマ、
もしかしたら なにかいる・・・のかも。
そんなふうに おもったら、
いつもの道も、いつものスーパーでも
ちょっとだけ ワクワクできるかも!
(キャプション文)