はたから見たら汚いとされる文字でも、 誰かを思い紡がれていく言葉たちは なぜだかとても生き生きと美しく見えるものです。 そして、それらは自分のそばで大切に飾っておきたくなるほどに、 愛おしい特別な存在だと思います。
ここは、とある人から手紙を受け取った「私」の心の窓辺。 植物のように生けられた彼らの味わい深い書き文字は、 今日も「私」の心の中で静かに揺れる。