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駅弁

車窓弁当-MADOBEN-
明日 萌樺
パッケージおもて面
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
山本 敦
卒業年度
2020年度

「四国の電車に乗って、今日はいつもと違う特別な旅をしてみませんか。」

 

四国の認知度上げることを目指し、それに伴って、 食文化や新しい食材の発見による地域貢献を考えた研究として、コト需要から旅をするスタンスの元、駅弁作りに取り組みました。

3箱1セット、4種類の駅弁は、少量で余ってもいい、周りの目が気になるなどの声を反映させた形となっており、各路線ごとの風景を描いています。また、各路線ごとの電車をモデルにした手で持ち歩けるようにした外箱、中の箱は電車のカラーを使い色とりどりになっています。中の箱をまとめる透明パッケージには電車のつり革の柄を入れて電車感が出ながらも、雨にぬれても大丈夫などの外からの脅威に耐えるように考えました。それぞれの風景は、自分が行ってよかったところ、需要、ぜひ行って欲しいところから選定しています。料理も、その土地の食べ物、郷土料理、その場所に行くと食べたくなるもの、人気、箸休めやおつまみなど様々なところから考慮しています。箱を開けると、表に描かれた風景のイメージした柄と説明をしています。容器は温めてもいい素材で、腐るのが心配な場合、外箱に保冷剤を入れることでお弁当としての質をあげることを考えています。お箸は、割り安さと油を弾くことから竹の素材を使ったり、箱の横の面にどの駅かわかるための地図を描いたり、サイズ感として持ちやすさと、食べきるための少量で満足できるようになど細部にもこだわっています。

ターゲット設定も、駅の利用者数、潜在的消費者、消費者層から考えていたり、金額設定も100以上の駅弁からの傾向や消費者が何にお金を掛けたいのか、食事にお金をかけることはどうなのか、ATMから引き落とす金額、使う金額、回数などから考えていたりします。販売時刻も、食事の回数、時間などの統計から考えるなど、様々方面からアプローチして作っています。

今後の展開として、駅ごとに箱が選べるようになり、自分でカスタマイズができるようになれば、さらに自分で選ぶという楽しみ方ができ、新しい駅弁の形ができるのではないかなと思っています。