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sketchPAD

アナログ感覚でスケッチが出来る電子スケッチブック
菅野百華
学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
プロダクトデザインコース
指導教員
金澤 孝和
卒業年度
2020年度

今回の卒業研究では「デジタルとアナログの融合、及び電子メモ帳の発展」について研究しました。
普段私達が使っている電子機器はこの数十年で格段に進化してきました。
しかしそんな中でもアナログの製品は多くの人に愛され、残り続けています。

そこからアナログはデジタルには無い良さがあるのではないか、と仮定を立てました。
またアナログとデジタル、それぞれの良さを融合させることで新しい感覚のプロダクトができるのでは無いかと考えました。

アナログとデジタルの分野から紙製のメモと電子パッドに注目しました。
紙はフットワークが軽く、スケッチがしやすい手軽さ。電子パッドはデジタル保存に強く、保存場所を取らない。
それぞれの利点から、アナログとデジタルの融合がしやすいと思い、研究していきました。
そして制作したのが『sketch PAD』というプロダクトです。

このプロダクトは、アナログでスケッチするときのような軽いフットワークでデジタル筆記が出来ます。
一度スケッチを描いてもページを捲ることで、同じページでも新しい紙が現れるようになっています。
なので紙のスケッチブックのように、ページをめくってたくさんのスケッチができます。
それが、このプロダクトの軽いフットワークを実現しています。

また従来の電子タブレットと違い、ツールなどのUIがありません。
ハンドジェスチャーを使うことでスケッチの呼び出しや削除をします。
難しい操作は必要でないので、子供からお年寄りまでスケッチを楽しむことが出来ます。

デジタルとアナログの融合を行うことで、新しい価値や利点を見出すことが出来ました。

卒業研究以降も、他の分野での融合を行うことで使う人が楽しめるような作品を作っていきたいと思います。