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なんでもない風景

岩崎 渚
学科・領域
美術・工芸学科
コース
美術・表現コース
指導教員
岡谷 敦魚
卒業年度
2021年度


「なんでもない風景」というのは、自分のものの見方、考え方、制作も含めた行為、そういうものと一緒にある言葉です。


絵については、身の回りのものを描くことをしています。ものにはものそのものが持っているきらめきと、関係性によって生まれるきらめきとがあり、ドローイングではそのきらめきを素直に捉えられる気がしています。立体では、絵本を読んだ時のイメージが広がっていく体験を実践しようとしています。

立体には「厚み」があります。子供が四角いブロックを車に見立ててブーン、とやっている。それができちゃう厚みが立体だと思っています。そこにあって、手に取れる、それでほんのちょっとした物語(車が走るとか)を感じさせられる。動く気配がする。それが、私のやりたいことを助けてくれます。


孔版画工房のおおらかな雰囲気が心地よくて、この場で制作・展示できたことを嬉しく思います。