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particle party

物質を構成する最小部品:素粒子の視覚化
宮本愛望
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
徳久 達彦
卒業年度
2021年度

 

この卒業研究は、素粒子物理学という学問内容を扱っています。その中でも、「この世界の全ての物質はたった3つの素粒子から構成されている」という、単純で面白い事実を取り上げ、VR映像および説明を記載したパネルを制作しました。
VR内では、私達が普段目に見えている物が宙に浮いています。また、3種類の素粒子であるアップクォーク・ダウンクォーク・電子はそれぞれ、赤・緑・青の光る粒として表し、それらの粒が沢山集まって物の形を作り、同じく宙に浮いています。

説明パネルでは、VR内で登場した3種類の素粒子とそれ以外の素粒子について、また、素粒子物理学が目指すところは一体何なのか、私なりの考えを記載しています。

素粒子という、現代科学をもってしてもその姿を見ることの出来ないものを、VRという虚構のアウトプットをもってして視覚化しました。当然、このVR動画を見たからといって、物理的に素粒子を視認できるようになった!なんて事は起こりません。ですが、「素粒子という視点から世界を考え・見ること」を知って、世界の解像度が少し上がったあなたがそこにいれば本望です。