opposite voids
一枚の扉を通して空間の認識を拡張させるサウンドインスタレーション
![](https://sotsuten.nagaoka-id.ac.jp/wp-content/uploads/2022/02/DSC_0151-scaled.jpg)
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
表現デザインコース
指導教員
徳久 達彦
卒業年度
2021年度
空間の中に立つ大きな扉
扉の前に立つ時にだけ、扉から音が聞こえる
カタカタ、ギィギィ、カチッカチッ
扉の向こうは誰かの部屋だろうか
扉の前から離れると、音は聞こえなくなった
今度は扉の向こう側へ回り込んでみる
すると、また扉から音が聞こえてくる
ゴウゴウ、ザァザァ、ビュービュー
扉の向こうは屋外のようだ
1枚の扉から音が聞こえる
扉の面によって聞こえてくる音が違う
この体験から鑑賞者は、そこに存在しないはずの扉の向こう側
誰かの部屋やキッチン、荒れた天気の外、車が走る道路、それぞれの景色を想像する
扉は、音の反射板としての役割だけでなく
鑑賞者の頭の中にある 扉の向こう側の景色を想像させることで
見えない空間と鑑賞者の認識を繋ぐインターフェースとして作用する
扉を境界として、空所は向かい合う
研究テーマ:単一指向性スピーカーを用いた音響体験の表現研究
徳久研_183089_長沢匡玖
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