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Pack my Feelings

郵送ギフト用の緩衝材の研究
本橋真実
学科・領域
プロダクトデザイン学科
コース
プロダクトデザインコース
指導教員
金澤 孝和
卒業年度
2021年度

『プレゼントを贈る』

その行為には様々な“想い”が込められていると思います。
誕生日、記念日、日頃の感謝の気持ち 特別な日への想い、贈る人への想い。
その人のことを考えた時間、想いがプレゼントには沢山詰まっています。
直接手渡しができない そんな時こそ、その想いを相手に伝えてみてはどうでしょうか。
ほんのちょっとでもその想いを伝える手助けになれば。二人の特別な日に彩りを添えられたら。
そんな想いでPack my Feelingsは生まれました。

香りには様々な効果や意味が込められています。
目には見えないし触れられるものでもない。
しかし、人間の感情の75%はにおいによって引き起こされる。という説があるほど香りと感情には深い関わりがあります。
聴覚的感情の香り、視覚的華やかさの彩り。そんな2つの要素を合わせたポプリを緩衝材に詰めることでPack my Feelings(私の想いを包む) というプロダクトを考えました。

現在の緩衝材は“送る”ことに特化した物が主流となっています。
しかし、プレゼントを“贈る”場合にはそれがどこか味気なく感じさせてしまいます。
届いた後にはすぐに用済みとされ、その処理でさえ面倒に思うことすらあります。
そこに改善点を感じ、煩わしく感じないような、少しでも残しておきたくなるような、そんなことが緩衝材でも出来たら素敵だなと思ったところが始まりです。
試行錯誤の末たどり着いたのが、ポプリとサシェでした。
色彩と香りを持ち合わせたポプリと巾着を緩衝材の中に入れ、緩衝材として役割で終わりではなくサシェとして使ってもらうことにより、開封の際の煩わしさや処理の面倒さを軽減し少しでも長く『プレゼントをもらった』という 素敵な思い出の記憶が残ればいいなと考えました。